21R限定 純正ブーコン活かしてブーストアップ-GarageT^2製
ローコスト度:★★★ おすすめ度:★★
目的:
21Rってカタログ上の最大ブースト圧は1.1kg/cm^2とかなりのものなのですが、オーナーさん達の情報を総合すると、純正そのままだと良くて0.8〜0.9kg/cm^2ぐらいがせいぜいのようです。サービスマニュアルによればこれでも正常範囲ですし、パワーもそれほど違うわけではありませんが、なんかいまいち我慢できないですよね?
※1 注意!市販のブーストメーターはけっこう誤差があって、プラマイ0.2kg/cm^2ぐらいはありえるかも。(のびさんに借りた)工業用マノメータで校正したところ、toby号のアペックス製は、0.05kg/cm^2高めに表示。某大盛り製は0.1kg/cm^2も低めに表示されました。
※2 注意!サービスマニュアルでは1.3kg/cm^2が限界って書いてありますが、1.1kg/cm^2を超えると安全のために燃料を濃くします。パワー的にも意味ありませんので、ノーマルCPUの場合は無理しないでください。
そこでアフターマーケットの高価なブーストコントローラーを購入するのが普通ですが、ちょっとまった!
21Rは純正で初めからブーストコントローラーが付いてます。これを捨てるのはもったいない。うまくブーストがかからない原因を対処して、なんとかして活かせないだろうか、ってのが今回の企画。
方法:
始めに21Rの特殊な?ブーストコントロールの説明から。

これは一般的なブーストコントロールの模式図。吸気タービン出口からアクチュエータにホースが繋がっており、吸気タービン出口で所定の加給圧に達すると排気タービンの弁が開き排気を逃してタービン回転数を押さえます。コントロールはアクチュエータ内部のバネ?の力のみ。シンプルですね。
市販のブーコンを取り付ける際には、このホースの途中にかまして、アクチュエータに行く空気を(精密に)誤魔化すわけです。空気を多く流せば、すぐに弁が開いてブーストは上がるし、少なく絞れば弁が開きにくくなってブーストが上がります。

一方、これが21Rの特殊なブーストコントロール。アクチュエータに出口も付いており、そこから純正ブーコンにホースが繋がります。ここから逃す空気をコントロールする事でブーストをコントロールします。つまり、上述の一般的なブーコンとは逆に、空気を多く流せば、弁が開きにくくなってブーストが上がりますし、少なく絞ればすぐに弁が開いてブーストは下がります。
(ここからは想像ですが)何らかの故障により純正ブーコンがフルオープンになってしまっても、設定ブースト圧を超えないように、過大な安全を見込んだ対策がされてるのではないか・・・?ってのが今回の企画のキモw。

バッテリーのすぐとなり、これが純正のブーコンです。

さて、まずはアクチュエータを取り外しましょう(写真は涼ちゃん号)。狭いし冷却水のホースも繋がってるし工具は入らないし・・・で大変ですが、お金をかけないかわりに婚期を賭け・・・はどーでもいいので、根気をかける、これ。

取り外したアクチュエータの出口に注目。左のノーマルでは1.3φの極細(に見える)。排出する空気をここで絞リ過ぎてるに違いない!ってことで、右の2.5φまでドリルで一気に拡大。<いいのか?
さくっと(・・・1時間かかった)元に戻して、さっそく試乗。・・・っておおおお!?
いきなり1.5kg/cm^2もかかりました(汗。狙いは当たりましたが、これはやばすぎ。なんとかしましょう。
ってことで、オリフィスを入れます。
指でつまんでるアルミ分かるかな?4φのアルミ棒を1cmぐらいの長さに切って、精密ドリルでいろいろなサイズの穴を空け、ブーコン入り口のホースの中に挿入します。この穴のサイズを試乗しながらとっかえひっかえ試して最適な大きさを見付ける訳です<めんどくさい。
ちなみに個体差がありますので、穴の寸法はまちまちです。toby号は1.8φぐらい、涼ちゃん号は2.3φでだいたい狙いの1.1kg/cm^2になりました。
その後。
さて、仕様変更のたびにオリフィス作り直して試行錯誤するのも面倒なので、手動で調整できるようにします。


左が装着写真。右が構造図。見れば構造はわかりますよね?
アルミの切れ端を成型し、横に4φキリの穴を空けて4φのアルミパイプを差し込みます。エポキシ接着剤を塗り込んでね。
乾いたら、垂直にドリルで穴を空け、M4のねじが入るようタップを立てます。差し込むねじの先端は円錐状に削ります(コントロールを容易にするため)。ねじを電動ドリルにくわえてからグラインダーに押しつければあっとゆーまに綺麗に削れますよ。
インプレ:
気になるオーバーシュートもほとんど無しで安定、大成功!\(^o^)/。さすが純正とはいえ電子式ブーストコントローラーです。捨てるのは惜しいですよ。
手間は数時間、費用は・・・うちの場合は無料(笑。もう高価な社外品のブーコンをつける必要はありませんね。<営業妨害か?(笑